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チモク麻村

伝統文化体験館

麻布

チモク麻村

全羅北道茂朱郡赤裳面槐木里のチモク村にお越しの皆様を歓迎いたします。麻村に指定された私どもチモク村は、人情深い人々が住んでおり、村人全員が家族のようにむつまじいと有名な村です。

麻の共同作業をする婦女会は固く団結しており、婦女会の50名の人員が村の特産品である麻作りの作業をします。農閑期に制作を行いますが、年収益は村全体で2,000万ウォンほどです。茂朱リゾートに行く新道路際に進むと右側に「麻村」という立看板がありますので、そちらに進むと美しいチモク村が見えます。

伝統方式で作る麻

麻苧や大麻とも呼ばれます。麻の皮の内側にある靭皮(じんぴ)繊維を利用しますが、韓国では古朝鮮時代から衣服や寝具の材料として使用してきました。麻は水分を早く吸収し、排出しません。また、紫外線を遮断しカビを抑制する抗菌性と抗毒性があります。

そして堅固性と耐久性の優れた織物用の他にも、ロープや網、タイヤなどを作る際にも使用されます。

青堅固性と耐久性

  • 先ず麻の繊維(fiber)は4-5センチくらいで、自然の繊維の中で最高の長さです。なので綿の10倍くらい固いという特性を持ってため、かつては船のロープとして使用されました。最近では、自動車タイヤの材料やプラスチックの材料として広く応用されています。 また、麻の皮や幹(stark)は紙パルプの原料として使用されますが、木のパルプ紙のリサイクルは3-4回ほどですが麻パルプで作った紙は7回くらいまでリサイクルが可能です。

麻布は呼吸する織物です

  • 麻の繊維(fiber)は、中が空っぽの長いパイプがクモの糸のように数多く絡まっている非常に独特な状態の構造をしています。従って、麻の繊維(fabric)は自動的に水分と熱を調節する特性があり、綿の20倍も早い水分吸収力と排出力、そして防音性などの機能があると言います。また、私たちは麻布(fabric)は夏の織物であると考えていますが、外国では夏は涼しく冬は保温性に優れていると季節を通じた健康織物として知られています。

麻布は抗菌性と抗毒性を持っています

  • このような麻の機能または構造的な特性により、湿気のある所に棲息するカビ菌は、麻の繊維(fiber)のような独特な構造を持つ繊維は驚くべき水分排出力があるため(常に乾燥した状態)棲息できません。

紫外線及び電磁波遮断機能

  • また、麻の繊維(fiber)の構造的な特性の実験によると、麻の繊維は紫外線を99.9%まで遮断し、携帯電話などの電磁波も86%まで遮断すると言います。

麻布織り

  • 麻刈り及び皮むき:麻は短年生の植物で、4月初旬に種を蒔き7∼8月に刈入れます。この時の長さは普通2∼2.5mですが、刈入れ時期は小暑を過ぎてからです。麻の葉は木製の刃物で取り除いて束にし、蒸し釜(大きな鉄の缶で釜を作ったもの)に入れて長時間煮込み、皮をむきます。この時、よく皮がむけるものとそうでないものを上・中・下に分けます。皮をむいた麻は水に浸けて汚れを落し、日光で乾かせば皮むき作業が終了します。皮は麻と呼び、中の幹は麻幹と呼びます。
  • 麻裂き:麻を適当な分量の水に浸し、庭やむしろに巻いて置き麻を裂きます。左手の親指にぐるぐると巻き、爪の先でつねるように裂いて指の間に入れ、1度に上から下まで裂きます。カラムシよりは若干太く、一々裂く作業が終わると、一巻をまな板にのせ梳きます。そして長時間日光で乾かしますが、長く乾かすほど色がよくなり強い糸となります。
  • 繋ぎ:ひとつひとつの糸の上の部分と下の部分を繋ぎ合わせて糸を作ります。
  • 麻糸の裁断:布を織るために縦糸の数と生糸の長さを決めて糸を裁断します。
  • 麻糸を整える:生糸の表面に生じる綿毛に糊をして整え、適当な湿度を与えます。
  • 麻糸を織る